メメント・モリ 2022年8月14日

メメント・モリとはラテン語で『自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな』と言う意味です。
わが国では8月程死を意識する月はありません。9日は広島への原爆投下の日、今年3月末現在で原爆により亡くなった方の総計は33万3920人、
9日は長崎に原爆が投下された日、昨年8月までに原爆により亡くなった方の総計は16万5409人。
8月12日は37年前、日航ジャンボ機が墜落し520人の乗客乗員が犠牲となった日、明日15日は太平洋戦争が終わった日、この戦争で犠牲となった方々の総計は310万人と推定されています。
私たちクリスチャンにとって余り関係がありませんが、13日から16日は死者を迎え送る日としてお盆行事が行なわれます。
他にも多くの災害の犠牲者がおられることでしょう。

このように8月は死を意識しないでいられない月ですね。人が生まれることも常であり、人の死もまた日常なのです。
聖書も 「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」 (ヘブル9:27) と語っています。
またモーセは「それゆえ、私たちに自分の日を正しく数えることを教えてください。そうして私たちに知恵の心を得させてください。」 (詩篇90:12) と、
主を恐れ敬い死の現実としっかりと向き合って生きることを願い求めています。これこそ主を信じる者の生き方なのです。
パウロも「私にとって生きることはキリスト、死ぬことも益です。」 (ピリピ1:21) と語り、死と真正面に向き合って生きた人でした。
死を忘れないで生きる。 ここにしっかりとした生き方があるのです。

カテゴリー: コラム

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